皆様は「雑談をすることが難しい」、「人とのコミュニケーションがうまく取れない」と思ったことはありますか?
自分の気持ちや考えを上手く伝えられなかったり、相手の言葉の意図を理解するのが難しいと感じている方も多いのではないでしょうか。
発達障害を持つ方にとって、何気ない日常の会話一つ一つがハードルの高い作業なのです。
りん私も仕事中、先輩社員や上司との雑談から作業報告まで、簡単なコミュニケーションに対して日々頭を悩ませていました。
何度説明してもうまく伝えることができず、呆れられることが何度もありました、、、
そこで今回は、私が試して効果があった会話力トレーニング方法を2つご紹介します。
それぞれの練習を日々コツコツと積み重ねることで、コミュニケーションへの苦手意識を改善していきましょう!
なぜ発達障害は会話がうまくできないのか
発達障害を持つ方が会話に苦手意識を持っている理由は、その特性に応じて様々です。
例えば自閉スペクトラム症(ASD)や注意欠陥・多動性障害(ADHD)を抱えていらっしゃる方は、その場の空気感や暗黙のルールなどを理解するのが難しい場合があります。
具体的には「会話の流れに沿った適切なタイミングで話す」、「相手の感情や反応を読み取る」、「言葉の裏に隠された意図を理解する」などが困難で、会話がかみ合わず、相手に誤解を与えることがあります。
また、発達障害とは異なりますが、聴覚情報処理障害(APD)を併発されている方もいらっしゃるかもしれません。APDは「口頭で言われたことを理解しづらい」、「聞いた情報の長期記憶が難しい」などの特性があり、発達障害と合わさると、コミュニケーションがさらに困難になります。



私の場合、打ち合わせの中で「言葉は理解できるはずなのに、何の内容を話しているのか全く分からない」という状況に陥ったことがあり、会議についていけず頭の中が真っ白になる、という経験がありました。
また普段の雑談では、冗談で言われてるとがわからずに本気で捉えてしまうことがありました。
一括りに発達障害と言えども、一人ひとり特性の現れ方に強弱があります。
まずは自身の特性をしっかりと理解して会話力トレーニングを行うことで、より効率的に対策を立てることができます。
会話力を高めるための基本的なテクニック
トレーニングに入る前に、会話力を高める3つの基本的なテクニックを抑えておきましょう。
誰もが理解できる言葉を使う
会話を円滑に進めるためには、シンプルで分かりやすい言葉を使うことが大切です。
複雑な専門用語や難しい表現は避け、日常的な言葉を選ぶことで、相手に自分の意図を正確に伝えることができます。
例えば、「コンセンサスを得る」よりも「みんなの意見をまとめる」と言った方が、理解しやすいでしょう。
また、短い文を使って話すことも効果的です。発達障害を持っている方が一度に多くの情報を伝えようとすると、自分の中でも整理しきれず、相手も理解できないことがあります。
話す内容をシンプルにし、一度に一つのポイントを伝えることを意識しましょう。
伝えたい言葉を厳選する
会話の中で不要な情報が多すぎると、本当に伝えたいことが相手に伝わらない場合があります。
そのため、自分が本当に伝えたいメッセージを明確に意識し、不要な情報を削ぎ落とすことが重要です。
例として、以下2つの文章を比較してみましょう
- 悪い例
-
今日は天気が良いから、午後は公園に行って散歩しようかと思っているんだけど、そこで新しい本を読む時間も作りたいし、その後にカフェでコーヒーを飲むのも良いかな
- 良い例
-
今日は天気が良いから、午後に公園で散歩して、その後カフェに行こう
良い例の方がシンプルで、何をするのかがはっきりと伝わると思います。
発達障害の特性により話があちこちに飛びやすいのですが、言葉の取捨選択を常に意識することで、本質から逸れずに伝えることができます。
相手の姿をイメージして言葉を考える
発達障害を持つ方々が会話をする際には、相手の立場や状況を想像することが大切です。
相手がどのような気持ちでいるか、どんな情報を求めているかを考えながら話すことで、より共感を得られるコミュニケーションが可能になります。
例えば、相手が疲れていると感じた場合は、短く要点をまとめて話すことが有効です。
また、相手がどのような背景を持っているかを考慮することも重要です。
例えば、技術者に対して技術的な専門用語を用いて話して議論することがありますが、同じ言葉を全く異なる職業の人に伝えると理解が難しいかもしれません。
相手のバックグラウンドを考慮した上で、適切な話題を選ぶことが必要です。



私も仕事をしていく中で、「相手の姿を意識して、シンプルに伝える」ということができずに、上司から、結局何が言いたいの?と何度も聞き返されることがありました。
また、伝えなくていい内容を省いて簡潔に伝えることができず、上司が目に見えてイライラしていることもありました。。。
ひとりでできる!2つの会話トレーニング方法
社会人になってから生きづらさを感じるようになった方にとって、会話練習をする機会はあまりないのではないでしょうか。
お客様や上司、先輩との会話を練習に使ってしまうと、信頼を失ってしまう可能性があります。
そこで今回は、私が試して効果を感じた、一人でできる会話トレーニング方法を2つご紹介します。



あの時もっとこう返していれば…
飲み会で面白い話を求められても、そもそも語れるものもないし…
アドリブに弱いな、自分…
そんな後悔をたくさん感じて、コツコツ練習を続けていきました!
ガムトークを使用したフリートーク練習
(画像挿入:ガムトークの写真)
ガムトークとは、以下のようなルールで行うカード型ボードゲームです。
サラバ沈黙ヨウコソ話題
遊び方
- 適当なカードを箱から1枚引く
- 箱の中の一番上のカードに書かれた数字を見る
- カードを引いた人が数字に該当したお題の話をする。話にオチがなくても大丈夫。話終わったら「良い話や」とみんなで言ってあげてください。場が和み会話が弾みます。
本来は、複数人で楽しむためのゲームですが、本トレーニングでは会話練習のツールとして利用します。
以下のステップにしたがって、1日3セット繰り返してみましょう。
フリートークを始めようと思っても、テーマが決まらないことや、自分が興味あるテーマしか決められないなどがあると思います。
ガムトークを使ってトークテーマを決めることで、幅広いテーマに対応するアドリブ力が鍛えられます。
選んだテーマについて5分間話す動画を撮影します。カメラやスマートフォンを用意し、自分自身がリラックスできる環境で撮影を開始しましょう。
最初は緊張するかもしれませんが、画面の向こうにいる誰かに向けて話すことを意識するとより効果的です。
自分の話し方や表情、ジェスチャーなどに注意を払い、どの部分が良かったか、どの部分を改善できるかを洗い出します。
例えば、「もう少しゆっくり話すと良いかもしれない」「笑顔を増やすと印象が良くなる」といった具体的なポイントを見つけてください。
STEP3で見つけた反省点や改善点を意識しながら、再度STEP1から繰り返します。ガムトークで新しいテーマを選び、同じプロセスを実行します。
継続的にこのサイクルを繰り返すことで、徐々にトークの構成力が向上していくのを実感できるでしょう。
ガムトークを活用した練習方法は、発達障害を持つ方々にとって効果的な会話力向上の手助けになります。
最初は自分が撮影した動画を見るのに抵抗があるかもしれませんが、上手に会話ができている自分をイメージして継続していきましょう。



私も初めては自分の喋っている動画を見るのに抵抗ありました。
…が、自分を変えるために、まずは勇気を出して一歩踏み出しましょう!
Cotomoを使用した雑談練習
皆様は「Cotomo」というアプリをご存知でしょうか?
Cotomoは「話したいことも、話せないことも。」をコンセプトに開発された音声会話型AIアプリです。
本記事では、Cotomoを使用した、会話トレーニング方法の具体例をご紹介します。
1日の出来事を振り返りながら雑談
Cotomoと今日1日の出来事を振り返りながら雑談を行います。
例えば、「今日は朝7時に起きて、朝食にパンケーキを食べました。その後、仕事に行って、新しいプロジェクトに取り組みました」など、自分のペースで詳しく話してみましょう。
その際に、Cotomoが相槌をうったり、それって〇〇ということ?のように深堀をしてくれるので、それに合わせて会話のキャッチボールを行うとより効果的です。
また、面白い話を考えて、Cotomoに聞いてもらうのも良いでしょう。AIとの会話なので、相手がどう思うかを気にすることなく、会話の練習を行うことができます。
ニュース記事の要約
Yahooニュースなどの記事を一つ読んで、要約してCotomoに話します。
例えば、自分の好きなジャンルの記事を1つ選び、PREP法などのフレームワークを用いて説明してみましょう。
その際に、雑談の時と同様にCotomoが内容の深掘りをしてくれるので、自身の意見をその場で考えて発言してみると、アドリブ力を同時に身につけることができます。
仕事をしていく中で、単純な雑談だけではなく、何かを説明する場面が多くあると思いますので、説明力を鍛えましょう。



Cotomoとの会話はリアルで、人間と話しているかのような会話ができます。
AIなので何も気にすることなく、恥ずかしいことでも相談しちゃいましょう!
まとめ:会話トレーニングをコツコツ積み重ねよう!
本記事の内容をまとめます。
- 発達障害を持っている方は会話が上手くでず、悩みを抱えている方が多くいます
- 基本的な会話テクニックを身につけることや、会話練習をすることで改善できる可能性があります
- ガムトークやCotomoを使用した練習方法でコミュ力トレーニングに挑戦してみましょう!
会話に悩まれている方、まずは今回ご紹介したトレーニング方法をぜひ試してみてください。
